
あなたが、もし、今苦しいと感じていることがあったら、
その理由を考えてみてください。
お金がないことだったり、
時間がないことだったり、
恋人が去ってしまったことだったり、
するかもしれません。
わたしたちは、苦しいとき、
わたしたちに、「ない」ものを感じています。
お金、恋人、仕事、子ども、学力、地位・・・
あげればキリがないけれど、確かにそこに、
あなたに今「ない」なにかの存在を、はっきりと、感じているのです。
わたしたちは、なにかが「ない」から、苦しいと感じてしまうと信じて生きていますが、
もしかしたら、苦しいと感じるとき、
「ない」ものが目につくだけなのかもしれません。
それとも、「ない」ものを見つける行為そのものが、
苦しみなのかもしれません。
「ない」というのは、存在しないということです。
つまり、幻想だということです。
わたしたちは、好きで、「苦しんで」いるのかもしれません。
ないものを探して、苦しみのファンタジーを体験しているのです。
だから、わたしたちは、わたしたちの意思で、
苦しみを止めることができます。
「ないもの」を見つける行為そのものが、苦しみだとしたら、
「あるもの」に、目を向けつづけることで、
「ないもの」を、見いだす苦しみから、逃れることができるからです。
だから、今日は、あなたが、もし苦しみの中にいたら、
「存在しないものを、みている」ということを、思い出してみましょう。
存在しないものは、みえないもの。
みえないものが、みえている、という矛盾そのものが、
エゴのうみだす、あなたを苦しめるトリック。
苦しんでいる、あなたにも、「ある」ものはたくさんある。
肉体を離れたことで、永遠を手に入れた愛や、
役割をはなれて自由になった関係、
人生を考え直すきっかけ、
死にたくないと思っている人が、渇望している、健康なからだ、
うまれてから、一度も体験したことがない人がいる、平和・・・
あるものに、目を向けはじめた瞬間から、
わたしたちは、幸せになることができる。
そう、「ないもの」をみつけるちからは、
動物には、存在しない。
わたしたちは、苦しみを体験するために、
「ないもの」をみる特殊なちからをもっているということ。
あなたが苦しみに疲れたら、
「あるもの」に目を向けつづけるだけでいい。
「ないもの」は、ほんとうは、存在しないのだから。
