
最近、続けて「名前」についてのメッセージを受け取る機会がありました。
子ども時代に親から「男であってほしかった」と言われ続けてきたことで、
「自分はうまれてはいけなかったのだ」と深い傷をお持ちの女性がいらっしゃいました。
ずっとずっと、こんな自分ではダメだと、相当に努力されてこられたのでしょう。
周りからみれば、まぶしいほどのキャリアをお持ちですので、
そんなコンプレックスを持っているようにはみえません。
その方は、もう十分に社会的に成功されていて、
小さいころのこころの傷をいまだに抱えているとは思えなかったのです。
わたしはなんとなく、不思議な感じでお話を聞いていました。
わりと早くに結婚されて姓が変わられ、
仕事を始めるときに、仕事のお名前を授けられたのだそうです。
その名前で生活のほとんどすべてをされているので、
周りの方は、仕事の名前でその方を呼びます。
そしてその仕事で十分に成功されているものですから、
ご本人はそれを「自分ではない別の人」が評価されているかのように、
居心地の悪さを感じていらっしゃるようでした。
ああ、この方は、新しい名前を授けられたときに、
「新しくお生まれになったのだ」とかんじました。
もう、「つらい、死にたい」自分はなくなり、新しい人生を授けられたのだと。
過去の「生きていてはダメ」な彼女はもういない。
わたしには、はっきりみえました。
ですから、彼女がつらいと言っていることも、
過去世の痛みを感じているときのように、ひとつの体験なのだとおもいました。
そしてもうまもなく、過去の痛みから自由になるときがくる。
そう確信しました。
わたしたちは、こころの痛みが離れていくとき、痛みを体験するようです。
それは、まるでずっと放置されていたゴミの場所がわかるような感じです。
どこかわたしのいる場所で、ノイズを放っている壊れたおもちゃのようなゴミがあって、
そのノイズに悩まされていたとしても、
その存在を知らないときには、わたしたちにはうつ手だてがありません。
ですが、どこかで音がしていることがわかれば、対処ができます。
場所を特定し、それを止めればいいのですから。
最近、同じような方のご相談を続けてうけました。
その方々の共通点は、幼少期に両親との関係で苦労したけれども、
「いい子」であり続けた、ということです。
最近では、「いい子」でいつづけた結果、大人の年齢になっても大人になりきれないことから、
「アダルトチルドレン」と呼ばれていた人です。
「早くに結婚して家を出る」という選択をする人が
「アダルトチルドレン」には多いのですが、
それは、とくに女性で、一人暮らしはダメ、家を出るのは親の望む形での結婚しかない、
と考えて早くに結婚しようと思う人が多いからかもしれません。
結婚して、またはお子さんが生まれて、
今まで抑えてきた感情がふきだす、という体験をしている方が多いようです。
最近ご相談をいただいた方々も、
目の前のご主人が、またはお子さんが、問題ではないことはなんとなくわかっているのに、
感情をご主人やお子さんにぶつけることを抑えることができない、
と悩まれているようでした。
冒頭の女性も、結婚されて、お名前が変わったことによって
明らかに新しい人生を「与えられた」かんじがしました。
そして、過去の彼女は、「なくなった」と。
「今まで、ぐっと我慢して、期待にこたえてきた、がんばったあなたへのご褒美ですね」
そうお伝えすると、
実際に結婚されてからは、運がよくなったとおっしゃっていました。
でも、まるで過去の自分の幻影が問題をあれこれ起こすように、
今、つらい感情に対処できない、という感じでした。
わたしたちは、いつも、過去の体験を自分だと思っていますが、
本当はそうではないのかもしれません。
彼女の場合もそうで、あきらかに、もう過去の彼女は存在していません。
少なくともわたしは、多くの方をみてきて、そう思います。
吹き出す感情は、「今」のものではありません。
今目の前にいる人に腹を立てているときも、
その人がやったことにたいして怒っているのは、
わたし自身の思い込みが裏切られたからに過ぎません。
過去の体験が傷ついているだけです。
わたしたちは、実はそれをよくわかっています。
だから、気持ちよく腹を立て、それで終わり、にすることができず、感情に苦しんだりするのです。
感情は、エネルギーです。
吐き出す場所を選ぶことが大事です。
怒ることは悪いことではないけれど、
目の前の人に怒っても、八つ当たりにすぎないので、後味はいいものではありません。
ただ、対処すればいいのです。
腹が立つのは、今目の前にいる人が問題なのではない。
それがわかる段階にきたら、
その感情を生み出すものの存在に気づけるはずです。
そう、あなたのいる心地いい場所のどこかに置き忘れられた壊れたラジオ。
後悔や、悲しみや、苦しいストーリーばかりが流れるその古びたラジオの存在に。
それが、あなたを悩ませている、「過去のあなた」の正体です。
もう、勇気を持って捨ててしまいましょう。
粗大ごみのシールを貼って、天使が持っていってくれるのを待つだけです。
「いりません」とただ意思表示をしてください。
過去のあなたは、もういません。
名前がかわらなくとも、もういません。
あなたが、今この場所に、持ち出さない限りは。
わたしたちは、いつでも、何回でも、生まれ変わることができます。
あなたは、名前を変えるように、人生を変えることができます。
気に入るように何度でも。
わたしは、Yurielという名前で仕事をしています。
Yurielは、怒ったり、悲しんだりしません。
100%自分の思いが自分の世界を創っているということにコミットしています。
でも、本名のわたしは、おなかがすいたら怒るし、傷つくことだってあります。
でも、怒っているときも、傷ついたと泣いているときも、
わたしは、それが自分の思い込みがそうさせているだけだと知っています。
そして、わかっていて、めいっぱい怒り、泣いてみます。
わたしは、まだ時々、怒ったり悲しんだりしたいようで、その体験を楽しんでいるのです。
Yurielという自由な存在を生きることができて、とても幸せになりました。
それも、わたし、だと思っています。
怒ったり、悲しんだり、は楽しみです。
とびっきり喜んだりするのと同じように。
感情を味わうのは、この地球という夢の世界の体験に過ぎません。
あなたの使いたいように、感情を使ってください。
過去から持ってきた壊れたラジオは、はやく捨ててしまって、
あなたが望む番組を流しましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日もあなたにすてきなことが、たくさん起こります☆
感謝をこめて。
