
しあわせになるためには、心の傷やトラウマに向き合って、癒さなければと思っていませんか。
わたし自身も長い間、そう思っていました。
そして、自分自身が癒しを体験して、セラピーを学び、する側になったひとりです。
のべ4000人の方をみさせていただく機会に恵まれるなかで、
いつしか、わたしはひとつの気づきを得るようになりました。
それは、「どんな人もすでに完全に癒されている」ということです。
そして、「心の傷を癒す」というセラピーをしなくなりました。
ヒプノセラピーやインナーチャイルドや、過去のトラウマを癒すカウンセリングは、
確かに効果があります。
ですが、そのセラピーが終わってしあわせになられる方と、
また新たな問題に気づいて同じ状況に陥られる方がいました。
直後は同じように回復されるのにも関わらず、です。
なぜなのか、なにが違うのか調べていましたら、
潜在意識の性質に、「現状を維持しようとする」というヒントを得ました。
この考えに基づいて考察してみると、
「しあわせになる準備ができている=潜在意識レベルでしあわせな自分を受け入れている」場合は、
セラピーで得たしあわせな状態をキープして、シフトしていかれるのですが、
「しあわせになる準備ができていない=潜在意識レベルでは自分は不幸だと信じている」場合は、
せっかくしあわせな状態を得たとしても、また「不幸な自分」という慣れ親しんだ場所に
戻っていってしまうからだと合点がいったのでした。
これは、すべてのことに言えることで、
たとえば、お金の扱いに慣れていない、自分は貧しいと思っている人は、
仮に宝くじで大金を手に入れたとしても、いろんなことが起こって手元から消えてしまう、と言われていますし、
自分は愛されないと思っている人が、とても優しいパートナーと出会っても
自分から関係を壊してしまうなど、
いろんなことにあらわれることです。
セルフイメージとは、現実を創るまさに台本とも言えるでしょう。
わたしがご縁をいただいたお客様で、まったくトラウマや過去の傷を扱うことをしなかった方も
少なからずがいらっしゃいます。
思い出せないという場合もありますし、
つらすぎて話したくないとか、
悩みがないように見える、ということもありました。
ただ「今どうありたいか」だけにフォーカスするセッションをしたり、
すてきな場所に旅したり、
「楽しい今」を体験していくなかで、ご自身の過去を振り返られるようになり、
結果的には、「あの体験があったから」というようになったそうです。
セラピーで、過去のトラウマを癒すこともできます。
ですが、トラウマを癒さなくても、すべてのトラウマが癒えるという体験もできます。
わたしたちは、過去のできごとを「今」のわたしたちが評価して、
「トラウマ」とか「いい思い出」と定義しているだけです。
例えば、「この人と出会えただけでしあわせ」と思えるほどの彼との出会いがあったとしても、
その彼が、別の女性に心変わりをして、手痛い裏切りに遭ったとしたら、
天にも昇るほどのしあわせな出会いは、立ち直れないほどのトラウマに変わることもありえます。
体験は、それ自体が、ネガティブでも、ポジティブでもありません。
「今」のわたしが、どうとらえているか、ただそれだけのことなのです。
だから、今日はあなたがもし、トラウマを癒さなければしあわせになれないと感じていたなら、
トラウマは、今の自分の定義に基づくものという考えもある、ということを思い出してみましょう。
あなたの「今」が癒されていたら、あなたの過去はすべてたからものになるのです。
わたしたちには、等しく、「今」という時間しか与えられていません。
過去さえも、「今」というときが創り出している、「今」の一部にすぎません。
長かった癒しの旅に、疲れたと感じたら、「今ここ」にある安らぎにかえってみませんか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日もあなたにすてきなことが、たくさん起こります☆
感謝をこめて。
