今日は、あるときみたひとつのビジョンをシェアします。
ガラスでできた瓶のなかに、
ぎっしりと大きな宝石や小さな石、小さなビーズ……
いろんなサイズの石がぎっしり入っています。
そのガラスの瓶は、ちょうどわたしたちが体を離れてお骨になったときに入る、
骨壺ぐらいの大きさでした。
そして、その瓶をひっくり返して全部中身を出して、その持ち主が、
その瓶に中のお石を詰め直していました。
とてつもなく大きな宝石がいくつか、ちょっと小さめの宝石がいくつか、
砂みたいなビーズ、それぞれをどんどん入れていきます。
ルールはただひとつ、「やり直しはできない」ということ。
いったん入れた石を出して入れ直すことはできません。
多くの人がそれぞれの瓶にお石を入れる作業をしており、
全部入れられる器用な人と、全部は詰めきれずにいっぱいになってしまう人、
いろんな人がいました。
全部詰めきった人は、晴れ晴れとその瓶に蓋をして、新しい瓶をもらっています。
そして、石を残した人は、新しい瓶に自分の気に入った石を入れ、
さらに別の小石を詰め込んでゲームにチャレンジする、
そんなビジョンでした。
その様子をみていて、
ああ、このゲームは、人生そのものなのだと感じたのです。
はじめに入っているのが、今世うまれる前に決めた計画。
大きなものは、使命につながるような絶対やりたいこと。
そして中くらいのもの、小さいもの、とあって、人生という瓶にぎっしり詰めてくる。
そして地球に生まれ落ちた瞬間、この瓶をあけ、もう一度詰め直すゲームが、人生なのだと。
多くの人が、小さな石のほうが数がたくさんあるので、そちらが目につき、
小さなものから詰めてしまいます。
すきまが残り少なくなったとき、大きな石がまだたくさん残っているのに気づいて、
あわてて大きな石を詰めはじめます。
でもたいていはいくつか残して、
もしくは大きな石をほとんど詰めることなく、
満杯になってしまい、ゲームオーバーになるのです。
そして、残った石の中から、どうしてもトライしたい石だけはもう一度
新しい瓶に入れてこのゲームをやり直すことができる。
それが、過去世からもってくるカルマっていうものなのかもしれないなぁ、
そう感じたのでした。
このゲームの必勝法はただひとつ、
「大きな石から入れる」ことです。
大小、とりどりの大きさのものを少しでも多く詰めようとするなら
大きなものから入れることが鉄則です。
人生も本当にそうだなと思います。
キラキラした魅力的な大きな宝石から入れればいいのだなと。
もちろん、小さな石を下敷きにしたほうが、宝石が傷つかなくて済んだり、
石と石のすきまに小さなビーズを詰めておいたほうがいいということもあるでしょう。
でも大切なものを大切にしていないと、大切なものを残したまま、
人生という瓶がいっぱいになってしまいます。
このビジョンをみたとき、ほかにこんなヒントをもらいました。
それは、
「パートナーを迎えいれると、パートナーとそれぞれの瓶をシェアできる」
ということでした。
残りのすきまをお互いに活用しあって、
ふたりにとって大切な石をお互いのスペースを譲り合いながら詰めていくと
ひとりでやるよりずっと多くの石が入るということです。
それと、今回のゲームがあまりうまくいかなくても、
また次のゲームが用意されていて、
「新しい石」ではじめるか、「今持っている石」をもう一度使うかの違いだけだということ。
たとえば今回の人生で、「音楽の才能を人のために活かしたい」と決めた石があり、
それが入らなかったときは、自分でもう一度、
「次の人生でやりたいか」を決めるチャンスがあるということです。
わたしがみたビジョンで、たいていの人は、
やり残したことを「やっぱりやりたかった」と思うようで、
「やり残したこと」の多い人ほど、次のゲームに同じ石を入れていました。
そうやってゲームを繰り返しているうちに、古びて輝きを失ってしまった
大きな石もあります。
それは執着でそこにあるだけで、最初に入れたときのときめきがありません。
「やんなくちゃ」と思っている仕事や、
「心が動かされるけれど、苦しい恋愛」などが
この石なのかなぁという感じがしました。
わたしは以前、メンターからこんな言葉をいただいたことがありました。
「人生を終えて地球から離れるとき、振り返って見えるものは、
真実の愛をどれだけ表現したかだけ」
つまり、自分の人生で石をどれだけの量を詰めたかではなく、
生まれでるときに宇宙(神)と約束した使命、つまり輝く大きな石をどれだけ表現したか、
ということを教えてくださったのです。
その当時わたしは、どうしてもやりたいけれど、
自分勝手で人に迷惑をかけることばかりやっていたのです。
たぶん、大きいけれど古びた石——カルマと言ってもいいと思うのですが——
そんな石をたくさん瓶に詰めていたのだと思います。
それでも、わたしはよかったと思っています。
多くの人は、小さな石は、残っていても、もう一度入れたいとは思わないようで、
大きなものを入れることをしていると、自然にたくさんの石をつめることができ、
満足のいく瓶詰めができあがっていくからです。
もしあなたの人生が、つまらないこと、やらなければいけないことばかりだったとしたら、
あなたが持ってきた石たちをじっくり観察してみてください。
あなたの心がときめくものが必ずあるはずです。
はじめは小さなものしかみつからないかもしれません。
わたしたちは、人生の瓶詰めのゲームで大きな石を集めることは苦手みたいだから。
でも少しずつ、美しいものを入れていこうと決意すれば、
自然に美しいものに目がいくようになり、
大きな石を入れていけるようになります。
大切なものを大切に。
わたしは、このビジョンをみたとき、心からそう思ったのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日もあなたにすてきなことが、たくさん起こります☆
感謝をこめて。