「かわいそうな恋人」を助けてあげたいと思っていませんか。
過去にひどくいじめられて、今もトラウマを引きずっている、
お母さんに愛されなかったことで、今も無価値観に悩んでいる・・・
あなたがもし、パートナーが傷ついていると感じていて、それをかわいそうに思えて、
助けてあげたいと感じていたなら、
その恋愛はきっとつらく、苦痛とつねに向き合っているような、恋愛かもしれません。
「わたししか、この人を理解してあげることはできない」
そのように感じているかもしれませんね。
おそらく、そのパートナーは誰に対しても、心を開けず、
痛みを投影しては自分の無価値観を強めたり、
ひどく自分を責めたり、生まれてこなければと思ったり、
もしくは、誰かやなにかに怒りを持っていることもあるでしょう。
彼は、愛を理解できないから、
彼女は心に傷があるから、
「わたしが(僕が)、いてあげなくてはダメなのだ」
そんな気持ちで彼(彼女)と向き合っている。
恋愛のかたちは人それぞれ。
ですから、それを否定する気持ちはありません。
ですが、あなたが、本気で、この関係はつらいから変えたいと思っているのなら、
残念ながらこの考えを手放さなくてはなりません。
「わたしが(僕が)いなくては、あの人はダメなのだ」
という考えをもっている限り、
痛く、つらい恋愛が続くからです。
もしくは、つらさに堪え兼ねて逃げ出すという結果になるかもしれません。
痛みを抱えたパートナーとのつらい恋愛に関するご相談は、
とても多いご相談のひとつです。
傷ついた彼、
無価値観をもって心を開いてくれない彼女・・・
問題のあるパートナーに対して、
「わたしが(僕が)いなくては、あの人はダメなのだ」という思いだけで、
なんとか今まで乗り切ってきたのに、
パートナーが、ひきこもりになったり、別の人を好きになったり、
あなたへの暴力がエスカレートしたりと、
自分を裏切る結果がもたらされる、というのはよくあることです。
もしあなたが、今本気で、パートナーとの関係を変えたいと思っているなら、
厳しいメッセージではありますが、知っていただきたいことがあるのです。
それは、あなたのパートナーが、
人間関係に心を閉ざしているのは、
引きこもっているのは、
傷ついた心でいるのは、
または、あなたとの関係がつらく激しいものであるのは、
トラウマのせいでも、過去のつらい体験のせいでもないということです。
そして、実はあなたのその愛こそが、
パートナーがあなたにつらくあたってしまう原因でさえあるかもしれない、
ということです。
あなたは、トラウマを抱えたパートナーが立ち直ってほしいと、
傷ついた心で引きこもっているのではなく、社会で活躍してほしい、
愚痴ばっかり言ってないで、行動したらいいのに・・・
と思っていないでしょうか。
あなたの応援は、パートナーにとっては
「自分を否定された」と、痛みに感じていることがあるのです。
あなたにそんなつもりはなくても、
パートナーが、あなたにいつも「変わりたい」「応援していて」と言っていたとしても。
理性は、「こんな自分じゃダメだから変わりたい」と思っています。
だから、パートナーも本気でそう考えているのでしょう。
でも、理性の声の主はいつのときもエゴですから、
恐ろしいほど矛盾に満ちて支離滅裂です。
ハートで望んでいること、真の自己が選択していることこそが、現実なのです。
傷ついて、人に心を閉ざしていることも、
引きこもって、仕事もしないで、家で自分は価値がないと悩んでいたとしても、
それこそが、パートナーが選択していることなのです。
悪人にとっては地獄が天国といわれますが、
人それぞれ、なにを快と感じ、なにを幸と感じるかは違います。
人生の暗闇を体験することで、
魂の源という完全な世界で手にしているものを感じたかったのかもしれませんし、
この時間に溜めた力をいつかまとめて発揮すると決めているのかもしれません。
また、いつかあなたが気づいたように
「自分で選択していたのだ」
とわかるときを待っているだけなのかもしれません。
人には、選択の自由が完全にゆるされているのです。
ですが、「救ってあげよう」「変えてあげよう」とすると、
相手は痛みを感じてあなたを遠ざけてしまいます。
わたし自身も、「変わりたい」というパートナーを支えて痛い思いをしましたし、
「よくしてあげよう」としてくれるパートナーから逃げ出したこともありました。
でも、パートナーの「変わりたい」というエゴの声ではなく、
現実にそこにあるパートナーの選択を、判断しないで、
「彼はすばらしい選択をしている」と祝福できるようになってから、関係が変わりました。
そして、そこから実際には、
あれほどできなかった彼の「変わりたい」が現実化していきました。
それは、パートナーシップだけではなく、
友人であっても、カウンセリングにきてくださるお客様であっても同じです。
だから今日は、あなたがもしつらい恋愛に悩んでいたなら、
パートナーのありのままをみまもる愛もあるのだ、
ということを思い出してみましょう。
「変わりたい」は、「変わりたくない」というエゴの声。
エゴの声ではなく、現実の選択を祝福してあげましょう。
たとえばカーナビがいちばん最初に必要とする情報は、現在地点の情報です。
目的地だけわかっていても、行き方はわかりません。
まずは、「今のありのまま」を祝福することから。
それが、望む未来に運んでもらう、第一歩なのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今日もあなたにすてきなことが、たくさん起こります☆
感謝をこめて。